2023年8月31日 / 最終更新日: 2023年8月31日
※この記事は、2023年8月に更新されました。
いざビルトイン食洗機を新しく購入しようと考えた時、既に機種をお決めの方は少ないでしょう。
国内メーカーだけでも様々なスペックや機能があり、どれがいいか迷ってしまうかもしれません。
そこでこの記事では、当店マルタケでの売れ筋商品をメインにプロ目線で、5機種のビルトイン食洗機をスペック面から徹底比較いたします!
さらに!ビルトイン食洗機をオススメする理由もあわせてご紹介しますので、新規ご購入の方も交換をご検討の方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※掲載価格は2022年6月現在のものとなります。
ビルトイン食洗機をオススメする理由
1.手洗いに比べてキレイ・清潔
卓上型・ビルトイン型に限らず、食洗機は手洗いに比べて非常にキレイな仕上がりを実現できます。
秘訣は以下の通りです。
- 高温洗浄
- 強い水流
- 強力洗剤
手洗いの場合に使用するスポンジには雑菌が増殖しています。
と言うのも、食べかすなどの汚れがついたまま湿った状態で保存されていることが多く、細菌の温床となってしまっているのです。
その点食洗機であれば除菌に効果のある高温で洗浄・しっかり乾燥も行うため、非常に清潔。また、食洗機用洗剤の多くが手洗いではできない強力洗浄力を持ったものがほとんどなため、手洗いより格段にキレイで清潔な仕上がりとなるでしょう。
高温のメリットは除菌作用だけでなく、頑固な油汚れなども落ちやすい、といったメリットに繋がります。
また、心配されがちな洗いムラ。
確かに同じ位置から動かせない食器に洗いムラがあるように思うかもしれませんが、今ではほとんどのメーカーで洗いムラ対策が食洗機になされています。
例えばリンナイのビルトイン食洗機の中の機種では、上下2段回転ノズルを採用。これは、上下カゴそれぞれに洗浄ノズルが取り付けられており、スミズミまで水流が行き届く仕様となっております。
また、パナソニックでも3Dプラネットアームと呼ばれる、上下段、さらにセンターノズルを搭載し、立体洗浄が可能に。
ただの食器だけではなく、おろし器や泡だて器といった細かい調理器具の細やかな洗浄にも一役買ってくれます。
これらは一部の仕様で、さらに高機能機となるとより強い洗浄力・除菌力を実現した機種もございます。
※漆器など、食洗機に対応していない食器もございます。
2.家事の時短になる
こちらも卓上型・ビルトイン型に限らない食洗機のメリットとなりますが、家事の時短に大いに役立ちます。
実は、食洗機を導入して良かった声として、この「時短」「ゆとりができる」といったものがとても多いのです。
実際、ご家族分の食器を毎日洗って拭いて・・・と言うのは、結構大変ですよね。
現在、皿洗いだけに20分以上かけている、という方も少なくないでしょう。
食洗機であれば、食器や器具をセットして洗浄コースを選ぶだけ!ものの数分で片付いてしまうでしょう。
加えて、お湯や洗剤に直接触れないため手荒れの心配もなくなるので、ケアの時間も短縮できます。
空いた時間でゆったりと家族団らんを楽しめます。
3.エコな暮らしを実現できる
確かにビルトイン食洗機の導入には施工費含め、イニシャルコストがかかります。
しかしながらランニングコストは大きく節約できます。
と言うのも、食洗機は庫内に貯めたお湯や水を循環させています。
手洗いで5~6分間水を流しっぱなしにした際は約65~75リットルの水が使われていますが、ビルトイン食洗機であれば大幅節水が可能なのです。
機種の容量にもよりますが、少ないものなら一度の稼働で10リットル以下。大きなものでも14リットルほどの使用水量でご利用いただけます。
さらに、パナソニックなどが開発した「エコナビ」と呼ばれる、独自センサーで節水・省エネを可能にした機能を搭載した機種などであれば、さらなるエコ生活をも実現できます。
これは、汚れセンサー・食器量センサー・室温センサーの三つが自動的に一回で必要な水量や乾燥時間を調節してくれる機能です。
お財布にも優しいうえに、地球にとってもエコロジーですね。
4.キッチン周りがスッキリする
ビルトイン食洗機の何よりのメリットと言えばコレ!
卓上型であればシンクやキッチンカウンターの上に据え置く形となりますが、ビルトイン食洗機はキッチン下のキャビネット部分やシンク下に設置するため、キッチンスペースを邪魔することがありません。
それどころか、手洗いの際、洗った食器を置いていたカゴも必要がなくなるため、さらなるスペースを獲得することができます。
見た目にもスッキリしますし、掃除もしやすいですね。
設置スペースがあればお使いのキッチンを大きくリフォームすることなく導入できますので、現状のキッチンの雰囲気もそのまま維持できるでしょう。
5.振動音が気になりづらい
食洗機導入をためらう一つの理由として、洗浄や乾燥時の振動音が挙げられます。
確かに、テレビを見ている時にガタゴトと大きな音がしたら、気になってしまいがち。
近年の食洗機は低運転音稼働のため、以前と比べて振動音が抑えられております。
また、前述のようにキャビネット部分やシンク下に組み込むため、キッチン天板などから振動が伝わりづらいというメリットがあります。
6.食器をセットしやすい
容量は機種によるので卓上型とビルトイン型で大きくは変わりませんが、セットなどは断然ビルトインの方が楽でしょう。
と言うのも、卓上型は文字通りキッチン上に設置するため、向きによっては食器をセットしづらかったり、小柄な方だと奥まで届かなかったりといったことがあります。
その点ビルトイン型であれば、キッチン下にボックスを納めているため、少しかがんだ姿勢で食器を出し入れする形となります。
奥まで出し入れしやすいだけでなく、ディープタイプであれば大型調理器具も大きな工夫をせずにセットが可能です。
ビルトイン食洗機比較~パナソニック編~
日本で初めてビルトイン食洗機を発売し、今では国内シェアで圧倒的ナンバーワンを誇るパナソニック。
国内老舗ならではの安心感とかゆいところに手が届く気遣いが感じられると定評があります。
パナソニック M9シリーズ ディープタイプ NP-45MD9S
食器容量:約6人分、44点
幅:45cm
標準使用水量:~10L
機能:ストリーム除菌洗浄、3Dプラネットアームノズル、ちょこっとホルダー、ムービングラックプラス、AIエコナビ、など
定価:246,400円(税込)
前モデルM8の後継機として誕生した M9シリーズの中でも、人気の高い大容量ディープタイプです。
食器だけでなく、フライパンや鍋などの大型調理器具もスムーズにセッティングできるでしょう。
パナソニック独自のAIエコナビ機能を搭載。
エコナビとは、汚れ・食器量・室温に3つのセンサー付いており、自動的に節水・省エネをしてくれます。
センサーが汚れ具合や食器量を検知すると同時に室温も考慮し、すすぎの回数や温度、乾燥時間を調節してくれるのです。ちなみに12通りもの運転制御により、非常に精密な検知・稼働となっております。
また、洗う物の種類や量に合わせて4変化するムービングラックプラス、3つのノズル×4つの洗浄モードで立体洗浄を実現した3Dプラネットアームノズル、約60度まで熱せられた高温洗剤液の噴きつけなど多機能が嬉しいですね。
スリムな形状、ソフトな排気温と併せて、こだわり派にも、初めてビルトイン食洗機をお使いになる方にもお勧めしたいモデルです。
パナソニック 奥行き60cm対応機 NP-45MC6T
食器容量:約6~8人分、44点
幅:45cm
標準使用水量:~10L
機能:バイオパワー除菌、プラネットアームノズル、ムービングラック、AIエコナビなど
定価:240,900円(税込)
奥行60cm対応と浅めなため、幅広いキッチンへの設置が可能なビルトイン食洗機です。
奥行が浅いとは言えディープタイプのため、容量は他機種とそん色ありません。
もちろんエコナビなど、機能の高さも誇ります。
交換専用機としてもともと開発したため、お買い換え検討中の方にもお勧めです。
ビルトイン食洗機比較~リンナイ編~
パンソニックに次いでビルトイン食洗機で人気を誇るリンナイもまた、高機能が自慢です。
家電メーカーの中でも技術屋といった側面があり、機能性の高さや優れた操作性で評判を得ています。
リンナイ 人気機種 RSW-405AA
食器容量:約5人分、37点
幅:45cm
標準使用水量:~10L
機能:バイタル除菌洗浄、サークルラック、ポジションサイン、ソフト排気など
定価:RSW-405AA-SV 180,180円(税込)、RSW-405AA-B 162,250円(税込)
洗浄コースや機能などはシンプルですが、きちんと食洗機に必須のツボは押さえているのがさすがリンナイです。
例えば、上カゴが円弧状になったサークルラック、食器の位置が一目で確認できるスムーズラック、食器のセット位置がすぐにわかるよう印字されたポジションサインなど、食器セットがストレスフリーになる仕様が盛りだくさんです。
なお、別売りの銀イオンカートリッジに対応しております。
これを装着することで、銀イオンが食器や庫内全体に抗菌コートを生成し、細菌酵素の働きを停止させ、かつ繁殖を抑えることができます。
食洗機の清潔さが気になる方は、ぜひ併せてご購入いただくことをお勧めいたします。
リンナイ フロントオープンタイプ RSW-F402CA
食器容量:約6~8人分、56点
幅:45cm
標準使用水量:10L~12L
機能:上下2段カゴ、上下2段回転ノズル、ワンタッチドアなど
定価:RSW-F402CA-SV 240,130円(税込)、RSW-F402CA-B 228,030円(税込)
グッドデザイン賞受賞のモデルで、大容量なのにスリムでコンパクト。さらにスタイリッシュさを誇ります。
根強い人気を誇るフロントオープンタイプの食洗機ですが、ボタンが扉上面にあるため、操作の際にかがむ必要がありません。
大容量の庫内は上下に2段のカゴを備えており、スライドレールで手前いっぱいまで引き出すことができます。
そのため、様々な形状の食器はもちろんのこと、フライパンなどの大型調理器具もセットしやすく取り出しやすいといったメリットがあります。
さらに、上下カゴにはそれぞれ洗浄ノズルが搭載しています。
皿のふちやコップの底など庫内にある食器スミズミまで水流が届くことによって、ムラのない洗浄が可能です。
リンナイ ハイグレードモデル RSW-405LP
食器容量:約5人分、37点
幅:45cm
標準使用水量:10L~12L
機能:プラズマクラスター、重曹コース、除菌スチーム洗浄、タワーウォッシャー、スムーズラック、ポジションサイン、銀イオンカートリッジなど
定価:215,600円(税込)
リンナイ食洗機の最上位モデルだけあり、屈指の機能性を誇ります。
まずはプラズマクラスター機能。
外気からの空気をプラズマクラスターイオンの力で浄化し、浮遊カビ菌やニオイの元を抑制してくれます。
実際、食洗機をお使いになる方から「カビが気になる」という声は多いもの。カビ対策をきっちりし、庫内や洗浄した食器を清潔に保ってくれる便利機能です。
併せて搭載される銀イオンカートリッジで庫内に抗菌コートを生成してくれ、ダブルで安心感がありますね。
また、ビルトインに限らず、食洗機は専用洗剤が必要となりますが、こちらは重曹を使用することができます。
重曹が汚れを中和し自然成分に分解することで、汚れを落とすだけでなく自然環境にも優しい仕様です。重曹で洗浄する際は低温すすぎになるなど、重曹に合わせたコースをご選択いただきます。
ちなみに扉取っ手の上部に操作ボタンがまとめられており、しゃがむことなく操作が可能です。
なお、この時スタートボタンをそのまま押せば、前回運転時コースを表示。そのまま運転を開始してくれる優れものです。
このように、様々な機能美を極めたビルトイン食洗機で、こだわりたい方にぜひお勧めしたい一つです。
まとめ
今回の記事では、当店マルタケでの売れ筋商品をメインにプロ目線で、5機種のビルトイン食洗機をスペック面からまとめて比較してみました。
パナソニック、リンナイどちらのメーカーも日本が誇る企業ブランドだけあり、行き届いた機能性や操作性は共通しております。
また、食洗機自体のメリットはもちろん、ビルトイン型であればスペースを有効活用できる、音が気になりづらい、食器の出し入れがしやすいといったメリットがあることをおわかりいただけたでしょうか。
もちろん賃貸か持ち家か?キッチンのタイプは?などによって選択する食洗機は変わってまいります。
気になる方は、ぜひ一度お気軽にお問合せください!
じっくり比較してみて、ご家庭にちょうどよい一つをお選びいただければ幸いです。
マルタケではホームページに掲載していない商品も扱っております。
気になるモデルがあれば、ぜひ一度ご連絡くださいませ。