2022年6月28日 / 最終更新日: 2022年6月25日
レンジフードには、短い筒のような形状をした「シロッコファン」と、外気に面した壁に設置し直接外へ排気する形式の「プロペラファン」の2種類が存在します。レンジフードが故障した際は、故障の原因を突き止め早急に修理をすることが欠かせません。本記事では、レンジフード故障時の主な症状やその対処法について解説しています。
レンジフード故障時の主な症状
レンジフードは使用頻度が高いことに加え、油やホコリなどが付着しやすいため、汚れを放置すると不具合が発生し、故障してしまう場合があります。まずは、レンジフード故障時の主な症状について見ていきましょう。
電源が入らない
レンジフードの電源を入れても全く動かない場合、接触不良を起こしていることがあります。また、電気ケーブル自体が断線している可能性もあるため、この場合一度業者に点検してもらうと安心です。
異音の発生
レンジフード内部に汚れやホコリが蓄積していると、異音が発生することがあります。掃除をしても異音が鳴っている場合は、「モーターの軸がズレている」「油汚れがこびりついている」「劣化が激しい」などの原因が考えられます。
換気扇の動きが悪い
レンジフードには、「動作はするものの換気扇の動きが悪い」といったトラブルも多くみられます。換気の性能が落ちた際に考えられる要因としては、「モーターの不具合」「本体の劣化」などが挙げられます。 また、レンジフード本体が寿命を迎えると換気性能を大幅に落としてしまいます。
レンジフードの故障を断定する前の確認事項
突然動かなくなってしまったからといって「レンジフードが故障した」と断定するのは少し早いかもしれません。なぜなら、使い方や些細なことが原因で作動していないだけの可能性があるためです。そのため、まずは以下で紹介する対処法を試してみて、改善できるかどうかを確認してみましょう。ここでは、レンジフードの故障を断定する前に確認しておきたい4つの事項について紹介します。
ブレーカーは落ちていないか
まずは、ご自宅のブレーカーが落ちていないかを確認します。停電の場合は復旧まで待ちましょう。なお、住宅によってはレンジフード用の個別ブレーカーが設けられていることがあります。ご家庭の分電盤を今一度確認し、個別のブレーカーも「切」になっていないかどうか、確認してみてください。
電源プラグは挿さっているか
続いて、「電源プラグは挿さっているか」をチェックします。知らぬ間にプラグが抜けてしまい、正常に動作しないケースは案外多いため、電源プラグがしっかりと接続されているかどうかを確認してください。
本体内部の電源は入っているか
製品によっては本体に主電源が内蔵されており、主電源がオフになっていることでスイッチをいれても動作しないケースがあります。主電源の有無や位置は、取扱説明書で確認することができます。
スイッチロックがかかっていないか
スイッチロック機能を搭載している商品の場合、知らず知らずの内にスイッチロックをかけてしまっている可能性があります。解除方法は機種によって異なるため、こちらも取扱説明書を確認しながら解除してください。
レンジフードが故障する原因
レンジフードが故障する背景には、さまざまな原因が考えられます。以下では、レンジフードが故障する主な原因について説明します。
換気扇の油汚れ
まずはじめに挙げられるのが、換気扇の油汚れによる故障です。プロペラやファンに油汚れが付着すると動きに負荷がかかります。回転よりも負担が大きくなると、換気扇が上手く回らなくなるのです。このまま使い続けると、モーターにも負荷がかかりますし、軸も変形するケースが出てきます。
電気回線の不良
次に挙げられるのが、「電源コードが切れている」「抜けている」といった配線周りの問題です。電気回線の不良は、知らないうちに起こってしまっているケースも少なくありません。ただし、電気回線の修理は大変危険な作業になるため、決して自身では行わずにプロの業者に依頼するようにしてください。
部品の劣化
経年劣化などにより、内部の部品に不具合が生じている場合もあります。レンジフードはさまざまな部品で組み合わされており、一部でも故障すると動かなくなります。しかし、具体的にどのパーツが故障しているかどうかを素人が判断することは容易でないため、困った際は業者に点検を依頼するのがおすすめです。
レンジフードが故障したときの対処法
レンジフードは、汚れがこびりついた状態を放置してしまうと掃除が大変なため、きれいな状態を保つことが重要です。ここでは、レンジフードが故障したときの対処法について説明します。
油汚れを掃除する
レンジフードは油汚れなどが付着しやすく、定期的に掃除しなければすぐに汚れが溜まってしまいがちです。レンジフードを掃除する頻度は、料理をする頻度によっても異なりますが、レンジフードの本体カバーは週に1回程度、フィルター・ファンなどの部品は月に1回程度を目安に掃除するのが理想です。
また、お掃除サインが表示されるレンジフードであれば、頻度の目安にすると良いでしょう。最近は掃除しやすいフィルター付きレンジフードが台頭していますが、金属製のものは目も粗く、内部に油やホコリが侵入しやすい傾向にあります。フィルターの汚れ具合によって、ファンなどの内部部品の掃除頻度も見直してみましょう。
部品を交換する
部品が故障の原因になっている場合は、当該部品を取り換えることで症状が改善することがあります。しかし、モーターは複雑なため、仕組みを理解していなければ、直すつもりがかえって故障を悪化させてしまうリスクがあります。そのため、どこに原因があるのかを突き止められない場合は、専門業者にみてもらうのが確実です。
レンジフードごと交換する
レンジフードを交換する基準として、メーカーが定めている標準使用期間があります。これは機種によって差がありますが、10年から15年と覚えておけば間違いありません。
また、レンジフードの故障は8年目頃から特に発生しやすくなります。一般的に、故障というと交換よりも修理の方が安価と考えられがちですが、レンジフードの修理は工事費や部品代、作業のための出張費を含めると2〜5万円ほどの費用がかかる場合があります。そのため、換気扇ごと交換してしまう方は決して少なくありません。10年を超えたあたりからは、各部品が寿命を迎える可能性も高まるため、交換を検討してみてください。
直らなければ業者に連絡して品番を伝えよう
レンジフードの寿命は一般的に約10年といわれています。ただし、使用頻度や使用状況、お手入れの頻度によっては、10年を待たずに劣化する場合があります。吸い込みが悪くなったり、異音がしたりするなど、不調を感じたらレンジフードの交換時期といえるでしょう。ただし、レンジフードの点検・修理には、漏電などの危険が存在するため、家庭での修理が難しいと感じたら、すぐに業者に連絡することが大切です。
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