2024/03/05
キッチンのコンロ上に取り付けられているレンジフードは、換気のためにキッチンになくてならないアイテムです。しかし、レンジフードは高所にあるため、人によっては手が届きづらく、つけ忘れなどのうっかりもしばしばあります。そんな時に便利なのが「コンロ連動換気機能」です。当記事では、レンジフードとガスコンロを連動する機能の仕組みやメリット、注意点について解説します。
レンジフードとガスコンロは連動できる?
結論からお話すると、「コンロ連動換気機能」が搭載されている製品であれば、レンジフードとガスコンロは連動は可能です。製品によってはコンロ連動換気機能が搭載されていないため、ご使用の機種が対応しているかをチェックする必要があります。
コンロ連動換気機能を使用すると、ガスコンロに火をつけると自動的にレンジフードも作動し、火を止めた後には自動停止します。
連動機能の仕組み
コンロ連動換気機能は、ガスコンロからの赤外線信号を、ガスコンロの正面に立つ人に反射させて、レンジフードで受信することで自動運転・停止が行われる仕組みです。そのため、レンジフードとガスコンロのどちらにも連動機能が搭載されている必要があります。
そもそもレンジフードとは?
「レンジフード」とは、ガスコンロの上部に設置された換気扇と、その換気扇を覆うように設置された「フード(カバー)」のことです。換気扇が金属製のフードで覆われていることにより、調理により発生する油煙や臭いが換気扇に誘導されやすくなり、効率的に排煙ができます。
レンジフードとガスコンロを連動するメリット
ここまでの内容で、コンロ連動換気機能の仕組みについてご理解いただけたのではないでしょうか。それでは、レンジフードとガスコンロを連動することは具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。レンジフードとガスコンロを連動するメリットは、主に以下の3つです。
- 調理中のつけ忘れを防止できる
- 光熱費の節約につながる
- 高齢の方や背の低い方も、楽にレンジフードを操作できる
調理中のつけ忘れを防止できる
コンロの火は目に見えるため消すことができても、レンジフードはどうしても忘れがちになってしまいます。一方で、コンロ連動換気機能搭載タイプのレンジフードなら、コンロを点火するとレンジフードが自動的に作動するため調理中のつけ忘れを防止できます。これにより、調理中にレンジフードをつける手間が省け、より効率的な調理が実現するのです。
光熱費の節約につながる
コンロ連動換気機能を活用することで、換気扇の消し忘れを防げるため、月々の光熱費の節約にもつながります。換気扇の電気代は、1ヶ月で平均約550円程度と比較的安いものの、地球環境のためにも不用意な電力消費は減らしたいものですよね。
高齢の方や背の低い方も、楽にレンジフードを操作できる
レンジフードは高所に設置されているため、人によっては手が届きづらいと感じることがあります。しかし、コンロ連動換気機能があればコンロを操作するだけで、レンジフードも作動するため、高齢の方や背の低い方も、楽にレンジフードを操作できます。
レンジフードとガスコンロを連動する際の注意点
さまざまなメリットがあるレンジフードとガスコンロの連動ですが、使用には少なからず注意点も存在します。後々「こんなはずじゃなかった…」とならないためにも、ここでレンジフードとガスコンロを連動する際の注意点について理解を深めましょう。
- レンジフードとガスコンロの両方に連動機能が搭載されている必要がある
- レンジフードとガスコンロの距離や間口を合わせる必要がある
レンジフードとガスコンロの両方に連動機能が搭載されている必要がある
はじめに挙げられる注意点として、連動機能を使うにはガスコンロとレンジフードの両方に連動機能が対応していなければならないことがあります。連動機能では赤外線信号によって電源をオン・オフにするため、片方でも連動機能に対応していないと双方の信号を送受信することができません。
ガスコンロとレンジフードのメーカーが違っても連動機能を使うことは可能ですが、それぞれ風量や火力が基準が異なるため、電動機能を最大限に活用するなら同じメーカーの商品を選ぶことをおすすめします。
レンジフードとガスコンロの距離や間口を合わせる必要がある
レンジフードとガスコンロの距離が離れすぎている場合は、赤外線信号がうまく送れない可能性があります。また、レンジフードとガスコンロの間口を合わせないと、自動運転などの機能がうまく使えなくなることも考えられます。そのため、リフォーム時にはレンジフードとガスコンロの距離や間口が問題ないかをチェックしましょう。
レンジフードだけをリフォームしたい場合の対処法
予算などの都合上、レンジフードだけをリフォームしたい場合もあるかと思います。前述した通り、レンジフードとガスコンロの連動は、そのどちらにも機能が搭載されている必要があります。ただし、リモコン操作に対応しているレンジフードを選ぶことで、レンジフードの自動オン・オフをリモコン操作で行うことが可能になります。なお、リモコンは基本的に別売になるケースがほとんどです。
ガスコンロと連動するレンジフードのおすすめ商品
ガスコンロと近年は、レンジフードとガスコンロを連動させる製品が多数販売されています。主要メーカーとしては、「パナソニック」「三菱電機」「リンナイ」「パロマ」などが挙げられます。製品によっては、煙感知器やリモコン操作などの機能が付属しているものもあり、機能や価格帯などから選ぶことができます。
以下に、弊社取り扱いメーカー「パナソニック」「ノーリツ」「リンナイ」のガスコンロと連動するレンジフードの機種をまとめました。
エコナビ レンジフード
各メーカーの機種によって仕様や接続方法が異なる場合があるので、ご購入前に必ず、取扱説明書やメーカーのウェブサイトで確認することをおすすめします。
まとめ
今回は、レンジフードとガスコンロを連動するメリットや注意点についてお伝えしました。
レンジフードとガスコンロを連動させることで、調理時にレンジフードを操作する必要がなくなるため調理中のつけ忘れを防止できます。また、ガスコンロに火をつけるだけで自動的にレンジフードも連動するため、高齢の方や背の低い方にも大変便利な機能となっています。
ただし、レンジフードとガスコンロの両方に連動機能が搭載されている必要があるため、いずれかだけをリフォームする場合は、連動させることは難しいものです。反対に、両方リフォームする場合は、コンロ連動換気機能を活用するチャンスのため、ぜひ当記事を参考に導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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