2021年6月25日 / 最終更新日: 2022年6月22日
調理機器はガスコンロとIHクッキングヒーターのどちらを使っていますか?
買い替えの時期が近づいてきて
「ビルトインガスコンロとIHクッキングヒーターどちらを選べばいいの?」
と迷われている方がいるのではないでしょうか。
今回はそのようなお悩みの方必見!
ガスと電気コンロのメリットとデメリット、購入の際に、参考になる情報をご紹介します。
IHクッキングヒーターに適した家庭とは?
「今はガスコンロを使っているけれど、IHクッキングヒーターに替えようかな?」
「そもそもIHクッキングヒーターって何ができるの?」と疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
火が出ないIHは、安全性が高いと考えられています。
小さなお子さんや、シニアがいるご家庭でも、鍋底を加熱する仕組みのIHは、家事のリスクがかなり低くなります。
IHクッキングヒーターとは?
初めに、IHクッキングヒーターについて簡単に説明します。
IHクッキングヒーターとは、インダクションヒーティング(電磁誘導加熱)のことを言います。
内部の電力線の動きで、調理器具の鍋底を過熱する仕組みなので、火を使わずに調理することができる安全な調理コンロです。
簡単にIHについて理解したところで、次に、IHのメリットとデメリットをご紹介します。
IHクッキングヒーターのメリット
お手入れが簡単!
調理後のお手入れは、プレートを拭くだけなので、掃除が楽な点が利用者に喜ばれています。
手間をかけずに、キッチンをきれいな状態で保てます。
ガスコンロは、ゴトクや焼き網などの凸凹が多く、掃除をする部品がIHに比べて多いですが、IHはサッと拭き取るだけです。
ガスコンロでは、グリル網の掃除が大変でも、IHのグリル皿を使用すれば、魚を焼いた後のお手入れも簡単に完了します。
加熱が早く、火力が安定している!
加熱の効率が高いので、高火力で調理することができます。
また、火力の調整ができるので、加熱が安定していることも魅力の一つです。
火が出ないから安心!
火を使わないから、吹きこぼれや、空気の対流による油の飛び散りを気にすることなく調理ができるので安心です。
調理時の消し忘れや、外出時の元栓閉め忘れ、調理中に誤って着衣に着火してしまう恐れもなくなります。
部屋が暑くなりにくい
IHは火を使わないので、熱気が部屋全体に広がりにくく、ガスコンロに比べて快適に調理することができます。
IHのデメリット
調理器具が限定される
IHは、鍋底を直接加熱するため、使用できる鍋やフライパンの素材は、鉄やステンレス製など、IH対応素材でなければいけません。
底が平らな調理器具が必要ですので、中華鍋などの底が丸い形状をした調理器具は使用できません。
火加減が分かりにくい
炎が見えないので、火加減が分かりにくいです。
IHによっては、火力の大きさが表示されていて、火加減が確認できる機種がありますので、心配な方は、そのような機種を選ぶことをオススメします。
導入費用が高い
一般的なガスコンロは、5.5万~15万程に対し、IHは交換の場合は、7.7万~30万。
ガスコンロからの交換の場合は、13万円から40万円と価格帯が上がります。
IHは、導入の際に単独で200Vのブレーカーが必要です。
単独の電気工事が必要になるため、ガスコンロに比べて導入費用が高くなります。
IHで使用できる調理器具を購入する場合は、購入費用も計算しておきましょう。
直火を必要とする料理に不向き
プレートに調理機器が接していないと、熱が伝わらない仕組みになっています。
そのため、鍋を振って調理する料理には向いていません。
焦げ目をつけたい料理や炙りもIHは出来ません。
※ラジエントヒーターが搭載されている機種であれば、「炙り」を行うことが可能です。
電磁波が発生する
電気を使用するIHは、低周波の電磁波が発生しています。
電力会社は、830ミリガウス以下の電磁波は安全と発表しており、IHは、200ミリガウス以上なので、短期的に浴びても健康被害はないといわれています。
現在、長期間の電磁波に関する規制が一切ない為、自分の体は自分で守るしかない状況です。
下記の電磁波を避けるべき人に該当する場合は、使用を控えてください。
<電磁波を避けるべき人>
まず一番に挙げられるのは、妊婦さんです。
影響が胎児に届いてしまい、早産や流産を引き起こす原因ともいわれています。
特に注意が必要です。
次に電磁波を避けるべき人は赤ちゃんです。
体が小さく、免疫機能が十分に発達していないため、影響が表れやすいです。
赤ちゃんの健康状態のために、IHクッキングヒーターを避け、距離を取るようにしましょう。
また、ペースメーカーをお使いの方も使用に注意が必要です。
IHは、安全でお手入れが簡単というメリットと、導入費用がかかるデメリットがあることが分かりました。
ビルトインガスコンロのメリットとデメリットもご紹介します。
ビルトインガスコンロに適した家庭とは?
中華鍋などで強火を使った炒め物ができる
IHクッキングヒーターでお伝えしたように、鍋底を過熱して調理するIHクッキングヒーターは、中華鍋の使用ができません。
また、フライパンを振ることができません。
フライパンを煽って調理がしたい方はガスコンロがおすすめです。
ビルトインガスコンロのメリット
使い慣れている調理機器
新しい機能や使い方を覚えるよりも、使い慣れた調理機器で調理がしたい。
という意見が多くあります。
「火加減が直接見えないと不安」と感じる方は、ガスコンロへのお取り替えが良いでしょう。
電磁波の心配がない
家電製品のため、IHクッキングヒーターは電磁波が発生します。
おおよそ100kHz以下の低周波電磁波が出ていると言われています。
長時間の使用でない限り、人体の影響は限りなく少ないですが、
いくら便利でも、体に害があるのであれば使うのをためらってしまいますよね。
直火で調理ができる
調理機器で直火が必要な場合や、焦げ目をつける料理、食品の炙りが必要な方はガスコンロがオススメです。
強火力な面は、ガスコンロのメリットです。
ガスコンロのデメリット
火が出るので危険がある
火を使って調理をするので、小さいお子様やお年寄りがいる場合は危険があります。
さらに、火を使うことにより、調理中の熱い空気がキッチンだけでなく、部屋全体に広がります。
夏の暑い時期に部屋の温度が上昇するので、冷房がない部屋での料理が大変です。
換気扇の掃除が大変
ガスコンロの熱は、上昇気流を起こすため、水蒸気や油煙はキッチンに広がりにくくなります。
そのため、水蒸気や油煙が換気扇に吸い込まれ、換気扇に油汚れなどが付きやすいというデメリットがあります。
部品のお手入れがある
ゴトクやバーナーキャップなど、お手入れをする部品があります。
IHクッキングヒーターは天板がフラットのため、ふき取るだけで掃除が完了しますが、ガスコンロは突起物があるのでお手入れする箇所が多くなってしまいます。
最近はガスコンロの天板も、ガラス製でフラットなタイプがあり、お手入れが簡単になってきています。
これまで紹介しました、IHクッキングヒーターとビルトインガスコンロですが、選ぶ製品によって性能や特徴が異なります。
どちらのコンロが自分に合っているでしょうか。
ガスコンロに適した家庭とは?
ビルトインガスコンロは、調理において、直火で煮炊きから炒め物など、臨機応変に使用できます。
火を使わないIHクッキングヒーターは、火の消し忘れを防げるなど、安全と言われる一方で、「使い慣れているガスコンロの方が良い!」という意見もあります。
ガスコンロに適しているのはどのような家庭でしょうか。
人気機種のご紹介
最近よく選ばれている人気のコンロをご紹介します。
IHクッキングヒーター
新しく導入を検討している方必見!
人気のIHクッキングヒーターからご紹介します。
日立 3口IH M8Tシリーズ HT-M8STF(S)
段差が少ない薄型フレームでお手入れが簡単です。
火力が一目でわかる「4色カラー液晶」で操作がしやすいワンタッチボタンです。
詳細はこちら⇒M8Tシリーズ
パナソニック 3口IH 鉄・ステンレス対応 Yシリーズ Y3タイプ KZ-YP36S
IH&遠赤Wフラットラクッキングリルでパリッとジューシーにおいしく仕上がります。
グリル内もフラットでまるごと拭けます。
詳細はこちら⇒Yシリーズ
三菱電機 スタンダードタイプ G321Mシリーズ CS-G321MS
水なし両面焼き対応グリル搭載。人気のG318シリーズの後継機種です。
操作部が上面にあるので、立ったまま調理ができます。
詳細はこちら⇒G321Mシリーズ
ビルトインガスコンロ
使い慣れているガスコンロへ交換を検討されている方に、人気のガスコンロをご紹介します。
リンナイ リッセ RHS31W23L7RSTW
スモークオフ機能があり、99%のニオイと81%の煙をカットします。
傷が付きにくく、色鮮やかなフラットガラストップでお手入れが簡単です。
詳細はこちら⇒リッセ
ノーリツ ファミ N3WT6RWTSKSI
ダブル高火力&ダブルトロ火とダブル温度調節機能が搭載。
親水アクアコートの加工で、こびり付いた汚れも水の力で浮かせて落とすことができます。
詳細はこちら⇒ファミ スタンダードタイプ
パロマ ウィズナ PD-809WS-60GJ
トッププレートがフチまでフラットで、汚れもサッと簡単に拭けます。
プッシュ&ダイヤル操作ボタンでスッキリしたデザインです。
詳細はこちら⇒ウィズナ
最新の機種は便利な機能が搭載されていて、新しい調理機器が欲しくなりますね。
まとめ
今回は、ビルトインガスコンロとIHクッキングヒーターの違いや、人気機種について紹介しました。
キッチンの調理コンロは、毎日使用するので、使い勝手が悪いと料理することが嫌になってしまいますよね。
機器は妥協せず、必要な機能があるものを選ぶようにしましょう。
新しくIHクッキングヒーターの導入をされる方や、最新のガスコンロに交換を検討されている方は、ぜひマルタケにお問合せください。