2022年10月11日 / 最終更新日: 2022年10月7日
水栓は日常の中で使用頻度も高いことから、「機能性のある水栓に交換したい」「水栓が故障して交換を考えている」という方も少なくないと思います。
本記事では、水栓の調子が悪いと思った時の確認事項からDIYで水栓の交換をする基本の方法、水栓交換を業者に依頼する際のポイントまで網羅的に解説しています。ご自宅の水栓の交換を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
水栓の調子が悪いと思った時の確認事項
水栓の劣化を放置してしまうと、カビやシロアリの発生のほか、床材の剥がれなど、さまざまな悪影響を及ぼします。ここでは、水栓の調子が悪いと思った時に確認しておきたい5つの事項を紹介します。
使用した年数
水栓の寿命は10~15年前後です。長い間使っていた水栓はどこかしらに破損が見られるケースも多いため、部品のみを交換しても、再び水漏れを起こす可能性が高いものです。そのため、15年以上使い続けた水栓は、交換を考えたほうが良いでしょう。
不具合の状態
水栓の水漏れは、パッキン、カートリッジ、シールテープの摩耗により老朽化していることが多いです。このような消耗分品による不具合は、ホームセンターなどで該当部品を新しく購入することで、自分で交換することが可能です。
しかし、DIYでの交換に失敗してしまうと、トラブルが悪化するリスクも存在します。パッキンやカートリッジなどの交換は、水道業者やホームセンターでも受け付けていることがあるため、まずは電話で相談してみましょう。
破損やつまりの有無
水の勢いが弱かったり、多方向に水が飛び散ったりするのは、吐水口の先端キャップ内にあるストレーナーの網に、ゴミが溜まっているせいかもしれません。これらの故障は、細かいブラシなどで掃除をすることで、解消することがあります。
ただし、「ゴミを取り除いたのに水流に勢いがない」「水もしくはお湯の流れがスムーズではない」などといった場合には、給水管や給湯器に不具合があることが考えられるため、業者に相談することをおすすめします。
水栓の種類の確認
一口に水栓と言っても、「ハンドシャワーつき水栓」「浄水器内蔵型水栓」「センサー機能搭載水栓」「節水型水栓」など、その種類は多岐に渡ります。また、口径のサイズも外径10.5mmのものから17.3mmのものまで、さまざまです。サイズが異なる水栓を選ぶと、新たに取り付けることができません。また、万一つけられても安定しないため危険です。そのため、まずは水栓の種類を確認して、一致するものを見つけることが重要です。
交換に必要となる部品の確認
販売から年数が経過している場合は、水栓に使われている部品が製造終了してしまっていることが考えられます。特に、製造から10年が経過した水栓は、生産終了やモデルチェンジにより、部品を探すのに手間がかかってしまうことが少なくありません。
修理業者によっては、パーツ在庫を確保していることがあるため、自身で購入できそうにない場合には業者に依頼しましょう。
自分で蛇口の交換をする基本の方法
ここでは、自分で蛇口の交換をする基本の方法について説明します。ぜひ、ご自宅の蛇口を交換する際の参考にしてください。
1.工具を準備する
まずは、交換に必要な工具を一式揃えます。必要な工具は、水栓の種類によって異なりますが、
- シールテープ
- 六角レンチ
- プラスドライバー
- モンキーレンチ
- 水栓締付工具
- マイナスドライバー
- ブラシ
- バケツと雑巾
などがあれば修理可能です。これらの工事は、ホームセンターで購入することができます。
2.止水栓を止める
交換を始める前には、水道の止水栓を時計回りに回して止めます。これにより水の供給がストップするため、安全に作業が行えます。設備の近くには、止水栓が用意されていることもありますが、うまく機能するとは限りません。加えて、水漏れが発生する可能性も否定できないため、DIYで行う場合は必ず止水栓を閉めて作業しましょう。
3.蛇口を取り外す
止水栓を閉めたら、蛇口を取り外します。片手で蛇口を抑えながら、もう片方の手で反時計回りに蛇口を回すと楽に外せます。なお、蛇口が固くて回らないときには、モンキーレンチを使ってください。
4.掃除をする
続いて、取り付け部分や配管などのゴミや汚れを取り除きます。また、蛇口本体の汚れについてもブラシなどを使って丁寧に掃除します。
5.新しい蛇口を取り付ける
掃除が完了したら、新しい蛇口を取り付けます。 取り付け後は、蛇口が緩むことがないよう、モンキーレンチでしっかり締めます。
6.止水栓を開ける
ここまでの作業が済んだら、最後に止水栓を開けて水を出します。開ける方向は反時計回りです。蛇口をひねって、水が正常に出るかどうかを確認しましょう。水が出るかの確認が終わったら、次は水漏れがないかをチェックします。蛇口から水漏れがなければ交換完了です。
自分で水栓を交換するか業者に頼むかで悩んだら
自宅の水栓が故障した場合には、自分で修理する方が良いのか、業者に頼むべきかが分からないという方もいるでしょう。ここでは、自分で水栓を交換するか業者に頼むかで悩んだ際に知っておきたい3つのポイントについて解説します。
少しでも不安があったら業者に頼むのがベター
まずお伝えしたいのが、DIYに少しでも不安がある場合は、業者に頼むのがベターということです。水栓の修理は、DIYで行うことが不可能ではないものの、初心者が行うには少しハードルが高いです。また、工具を一式揃えるのにもお金がかかるため、場合によっては始めから業者に依頼した方が、修理費用が安く済むこともあります。
業者に依頼するときの相場を確認する
水栓の修理費用は、一般的に1,0000円〜30,000円ほどと言われています。しかし、実際の修理費用は業者によって大きく差があります。業者によっては、修理費のほかに出張費や各種手数料が発生することもあるため、修理を依頼する前には、事前に見積もりを取りましょう。
センサー付きなど高機能な蛇口は業者に依頼する
水栓にセンサーなどの電子機器が組み込まれている製品は、往々にして複雑な作りになっています。修理のハードルもその他の水栓と比べて非常に高いため、自分で交換を行うのは避けるのが無難です。
水栓の交換はマルタケにおまかせ
今回は、DIYで水栓を交換する方法や水栓交換を業者に依頼する際のポイントについてお伝えしました。自分で水栓を交換すると費用を安く抑えられる一方、水漏れなどが発生する懸念があるため、不安な方はプロの業者に依頼することをおすすめします。
ご自宅の水栓の交換を検討されている方は、愛知県大府市に本店を構える株式会社マルタケにお任せください。マルタケでは、水栓の本体価格と工事費がセットになった、お得なプランを多数ご用意しております。水栓の修理・交換についても多くの実績があり、複数のメーカーの水栓を幅広く取り揃えています。見積もりは無料ですので、気になる方はぜひ一度お問い合わせください。愛知・三重・岐阜・静岡県への出張工事も承っております。