2021年9月21日 / 最終更新日: 2022年5月7日
換気や暖房、涼風運転など浴室を快適に保つ機能が満載の浴室乾燥機。雨の日や花粉対策のために衣類乾燥機能を使って、洗濯物の乾燥に利用している人も多いかと思います。ここでは、便利な浴室暖房乾燥機のお手入れ方法やメンテナンス方法について、詳しく解説します。ぜひ、日常のお手入れの参考にしてください。
浴室暖房乾燥機に発生する汚れとは?
出番の多い浴室暖房乾燥機に付着する主な汚れは、ホコリとカビです。浴室暖房乾燥機は、空気中に漂う衣類の繊維や綿ぼこりなどを巻き込みます。浴室内は、湿度が高いためホコリが固まり、取れにくくなるのです。さらに、湿度が80%を超えると、カビの繁殖スピードが加速します。浴室内は、まさにカビが好む環境といえます。
浴室暖房乾燥機のお手入れはなぜ必要?
お手入れをせずに放置しておくと、入浴中に浴室暖房乾燥機からホコリが落ちてきたり、知らぬ間にカビの胞子が浴室全体に広まったりして、体に害を及ぼしかねません。フィルターにホコリやカビが付着したまま、換気や衣類乾燥機能を使うと、せっかく洗った衣類にイヤなニオイがつくおそれも。さらに、目詰まりしたフィルターでは、衣類を乾燥するために、通常よりも多くの電力が必要となります。その分、余計に電気料金を払うことにもなり、家計への負担も増えてしまいます。
浴室暖房乾燥機をお手入れする頻度はどのくらい?
毎日お風呂にゆっくりつかって疲れを取るのが日課の人は、バスタブ内をこまめに掃除しているはずです。しかし、浴室暖房乾燥機を毎日お手入れしている人は、そう多くないでしょう。
実際、どのくらいの頻度でお手入れをすればよいのでしょうか。フィルターの汚れは、風量低下や暖房、乾燥効果の低下につながるため、特に使用頻度が高い場合は、1か月に1回を目安にしたお手入れをおすすめします。機種によっては、フィルター掃除お知らせ機能のついた浴室暖房乾燥機があり、ランプが点灯したときにお手入れをすれば安心です。市販のホコリとりフィルターを利用すると、フィルターを交換するだけで済む場合があります。
浴室暖房乾燥機の日常のお手入れ方法
浴室暖房乾燥機のお手入れをする箇所は、主にフィルターとフロントパネル、リモコンです。ここからは、お手入れに必要なアイテムや詳しいメンテナンスの手順をみていきましょう。
浴室暖房乾燥機をお手入れする際に必要なアイテム
浴室暖房乾燥機をお手入れする際、柔らかいぞうきんやタオルを用意します。フィルターのホコリを取り除くために、ノズルの取り替えが可能な掃除機があると便利です。細かな部分に入り込んだ汚れを取るのに便利なアイテムといえば綿棒です。また、汚れがひどいときのために、中性洗剤も準備しておきましょう。
浴室暖房乾燥機をメンテナンスする手順
お手入れ前には、必ず運転を停止し、フィルターを取り外します。フィルターを外す際は、強く押さえると、破損するおそれがあすため、無理な力を加えないようにしましょう。フィルターのホコリなどを掃除機で吸い取り、特にひどい汚れが付着している場合には、中性洗剤を薄めたお湯につけます。汚れが落ちたら、しっかり乾燥させてからフィルターを取り付けます。ドライヤーによる乾燥は、フィルターの反りや変形の原因になるため、避けましょう。
機種によって、パネルの取り外しができるタイプとできないタイプがあります。外せない場合は、やわらかい布をぬるま湯でぬらし、良くしぼってからパネルをふきます。外せるタイプの場合は、パネルを外してから細かなくぼみに入り込んだホコリを綿棒で取り除きます。浴室暖房乾燥機全体をきれいに拭き取ったら、お手入れ完了です。
リモコン部分のお手入れは、からぶきか、汚れが気になる時には、やわらかい布に水で薄めた台所用中性洗剤を使ってふき取った後、水を含んだ布で軽くふき取ります。
浴室暖房乾燥機のお手入れで注意すべき点
ここからは、浴室暖房乾燥機のお手入れをする際に注意すべき点について、説明します。お使いの機種の取扱説明書がある場合は、そのなかの「日常のお手入れ」のページをよく読んでからお手入れしましょう。
お手入れ前に浴室暖房機の電源をOFFにする
まず、お手入れをする前には忘れずに、浴室暖房乾燥機の電源をOFFにしましょう。特に、お手入れをする直前に暖房運転をしていた場合は、やけどやケガをするおそれがあります。手袋などで指を保護し、温風が出ていないか、また機器が冷えているかどうかを確認します。フィルターを外したまま運転すると故障の原因になるため、絶対にやめましょう。
直接お湯や水をかけない
浴室暖房乾燥機の汚れを取りたいからと言って、本体に直接お湯や水をかけてはなりません。フィルターの裏側に水がたまり、思わぬ事故や故障の原因につながります。
タワシなど固いものを使用しない
みがき粉や化学ぞうきん、タワシなど、固いものを使用するのは避けましょう。樹脂部の割れやキズ、変形・変色の原因になってしまいます。
塩素系洗剤を使用しない
サビや故障の原因になるため、塩素系洗剤や殺虫剤、ベンジン、シンナー、アセトンといった洗剤や溶剤を吹きかけないようにします。万が一、かかってしまった場合はすぐに水で濡らしたタオルなどでふき取って下さい。
煙が出る防カビ剤の使用を控える
浴室暖房乾燥機内部には、銅やアルミ製部品を使用している場合があります。防カビ剤に含まれる成分と反応し、 内部の部品の故障や原因となり得るため、使用を控えることをおすすめします。
もし、煙が出るタイプの防カビ剤を使用する際は、浴室内を乾燥させ、大きめのビニール袋でフロントパネル部分を覆い、機器内部に防カビ剤が入らないようにして使用しましょう。
転倒やケガに注意する
お手入れをする際には、転倒やケガを防ぐため、滑りやすい履物をはいたり、不安定な踏み台を使用したりしないようにします。浴槽のフチやフタの上には、くれぐれも乗らないようにしてください。
浴室暖房乾燥機のメンテナンスは業者に任せるべき?
フィルター清掃などの日常のお手入れは自分でできますが、フィルターから内部のお手入れはプロの業者に任せたほうが安心です。また、フィルター清掃をしているにもかかわらず、風量が少ない、温風が出ても風が弱いなど、浴室暖房乾燥機の調子が悪い場合も同様です。素人判断ではなく、プロの業者にメンテナンスをお願いするのが安心ですね。ただし、年数が経っていて浴室暖房乾燥機が故障した場合、替えの部品がないなどの理由から修理ができない可能性もあります。
浴室暖房乾燥機の交換ならマルタケにおまかせ
浴室暖房乾燥機の寿命は、設置してから約10年が目安です。乾燥スイッチを押して動作させても温風が出なかったり、以前と比べてモーターの振動音が大きくなったりなど、不具合はありませんか?たとえ、不具合がなかったとしても、浴室暖房乾燥機が突然作動しなくなってしまうと不便ですよね。
最新の浴室暖房乾燥機は、以前の機種と比べて省エネ性能や機能もアップしていますので、浴室暖房乾燥機の交換を検討中の方は、ぜひマルタケ株式会社にご相談ください。弊社は、浴室暖房乾燥機本体と基本工事費、雑材処分費込みの安心セット価格で提案しています。もし、他社と比べて割高な場合は、遠慮なく申しつけください。お見積りは無料で、お気軽にお問い合わせいただけます。