2022年2月15日 / 最終更新日: 2022年6月22日
お湯を沸かしてくれるガス給湯器は、私たちの日常生活に欠かすことができない存在ですよね。そんなガス給湯器の寿命は一般的に10年と言われていて、なかには7年目あたりから異常をきたし始めるものも。
「ある日いきなり蛇口からお湯が出なくて困った!」ということがないように、給湯器のトラブルの原因と対処法をあらかじめ理解しておきましょう。
今回はリフォームのプロが給湯器の故障の原因と応急処置の方法、また業者に修理を依頼したときの相場について説明します。
よくあるガス給湯器のトラブル①お湯が出ない
給湯器の代表的なトラブルと言えば、まずお湯が出ないということ。どれだけ蛇口をひねっても水がお湯に変わらず、お風呂で寒さに震えた…という声をよく聞きます。
しかし、お湯が出ないからといって必ずしも給湯器が故障しているわけではありません。水道管が凍りついていたり、ガスの元栓が閉まっていたりしたら、お湯はもちろん水さえも出ません。また、コンセントがついているガス給湯器は停電時に起動しなくなるため要注意です。
また、特定の蛇口からのみお湯が出ないということであれば、給湯器ではなくその蛇口が壊れている可能性があります。
他にもガス給湯器のメンテナンスを怠っていると水抜き栓フィルターにゴミが詰まって故障の原因になります。このようなことがないように、定期的にお手入れをしましょう。
よくあるガス給湯器のトラブル②給湯器の水漏れ
水漏れもよくある給湯器のトラブルです。ある程度年月が経っている給湯器で、凍結でなければまずは部品の経年劣化を疑ってみましょう。パッキンのゴムやナットが緩んで配管のつなぎ目が劣化しているかもしれません。
給湯器を取り付けたばかりなのに水漏れするようであれば、機器本体か業者の施工不良が原因の可能性大です。一度連絡を取りましょう。
よくあるガス給湯器のトラブル③給湯器からの異音の発生
給湯器が作動していても、ブーンなどといった異音が発生することもあります。あまりにも大きく不快感を覚える音であれば、何らかの問題が起きている可能性大です。
特にガスの臭いが音とともに発生している際には要注意。ガス漏れや不完全燃焼が起きているかもしれません。ボンっといった大きな音が起きたときにはすぐに使用を中止して、業者に点検をしてもらいましょう。放置しておくと大事故につながるおそれがあります。
また、給湯器にホコリや虫などが侵入し、給排気にトラブルが発生する事例も少なくありません。一度簡単な点検を行い、それでも異音がする時には業者に見てもらうと確実です。給湯器を分解するなど、無理な掃除はしないようにしましょう。
ピーやヒューっといった音が発生した場合には、給湯器のファンモーターが故障しているおそれがあります。この場合は自分でなかなか直すことができませんので、すぐに業者に連絡してください。
他にも配管や循環タイプの不具合による異音の発生も考えられます。こういったケースでは、リモコンや電源ランプが知らせてくれますので、異常を発見したらすぐに点検を依頼しましょう。
ガス給湯器はポンプの回転音がするときもありますが、こちらは故障ではありません。異音とともに異臭が発生しているケースは要注意です。
よくあるガス給湯器のトラブル④異臭の発生
給湯器周りでガス臭などの異臭がする際には、給湯器内でトラブルが起こっている可能性があります。ガス管が劣化するとガスが漏れ、同時に臭いが発生していると考えられます。
ガス漏れは爆発や火災、そして一酸化炭素中毒の危険性がありますので、少しでも異臭を感じたらすぐに給湯器の電源を落としてガス栓を閉じましょう。絶対に自分では触らないようにして、すぐに修理業者を呼ぶようにしてください。
よくあるガス給湯器のトラブル⑤熱いお湯が出ない
蛇口からぬるま湯しか出ない場合には、さまざまな理由が考えられます。まずは給湯器の設定温度を確認しましょう。低めに設定されているかもしれません。また、キッチンとお風呂など、複数箇所で同時にお湯を出そうとすると設定温度まで上がりきらなくなることがあります。
冬場は水温が低く、水が適温になるまで時間がかかるため、少し様子を見てみましょう。
旧型の給湯器はお湯を出すのに時間を要するため、複数箇所で同時にお湯を使う機会が多いようであれば、最新型の給湯器へのリフォームを検討してみても良いかもしれません。
給湯器のガス栓・止水栓の開栓状態も一度チェックしてみてください。中途半端な状態にしているとお湯を温める機能が活かされませんので、必ず全開の状態にしておきましょう。
他にも浴槽の循環フィルターにゴミや汚れが溜まっていると目詰まりしてお湯が出にくくなりますので、定期的なメンテナンスを心がけるようにしてください。
ガス給湯器の故障かな?と感じたときの対処法
ガス給湯器の調子が悪かったり、異臭・異音が発生したりすると焦りますが、なかには故障ではなく、すぐに改善するケースもあります。まずはここで紹介するポイントをチェックし、必要であれば対処してみましょう。
ガスメーターを確認する
ガス代をきちんと支払っていても、ガス使用量が増えてしまうと、ガスメーターが自動的に遮断されることがあります。また、大きめの地震などの災害発生時にはガスメーターの安全装置が作動してガスが止まってしまうことも。ガスメーターが動いていないようであれば、メーター内にある復帰ボタンを長押しして3分ほど待機しましょう。すぐに復活します。
給湯器のリモコンを確認する
多くの給湯器はエラーの内容が表示されるようになっています。メーカーによってエラーコードは変わりますので、まずは取扱説明書を読んでエラーの内容を確認しましょう。
また、給湯器本体の「故障表示」が点滅しているようであれば、給湯器本体ではなく、コンピューターのバグが考えられます。その際には、一度給湯器のコンセントを抜いて、しばらく放置したらもう一度電源を入れ直しましょう。
追い炊きを試してみる
寿命が迫っている給湯器の場合、お湯は出ないけれど追い炊きはできるということがあります。お湯が出なくなってしまった場合、まずはお風呂の追い炊きを試してみましょう。追い炊き動作をすることで、給湯器本体の機能が復活することもあるようです。ただし、寿命が迫っていることに違いはありませんので、完全に機能停止してしまう前に検討をしたほうが良いでしょう。
給湯器の修理代金の相場
応急処置をしても給湯器の機能が復活しない場合、修理業者を呼ぶことになるかと思います。気になる修理費用ですが、相場は7,000~9,000円程度で、リモコンなどの機器を交換するとなると2万円以上発生する可能性もあります。
一方、給湯器の本体はリーズナブルなもので約6~8万円、最新型のもので10~15万円程度と幅が広い点が特徴です。
ガス漏れなどの事故を防止するためにも、寿命が近いと感じたら修理よりも新しいものへの取り替えを検討することをおすすめします。
ガス給湯器のリフォームはマルタケにおまかせ!
お湯を沸かすときに欠かせないガス給湯器ですが、急なトラブルを起こすこともあります。毎日使用するガス給湯器は、「故障かな?」と思ったときにすぐ交換することをおすすめします。愛知県大府市に本社を構えるマルタケ株式会社では、スピーディーなガス給湯器の交換が可能です。さまざまなメーカーの給湯器を取り扱っていますので、きっと気に入るものを見つけられます。
施工費用と本体費用をセットにした料金プランをご提示していて、追加料金は基本的に発生いたしません。愛知・三重・岐阜、そして静岡の4県に出張しておりますので、遠方にお住まいの方もお気軽にお問い合わせください。