2021年8月31日 / 最終更新日: 2022年5月7日
毎日生活していくうえで必ず使うトイレ。いつも清潔に保ちたいと思いつつも、隅から隅までトイレ掃除をするのは手間がかかるものです。
しかし、掃除をさぼると、こびりついた汚れが取れにくくなったり、悪臭の原因になったりすることも。今回は、トイレ掃除の基本から必要アイテム、また効率よく行う掃除のコツを徹底解説しますので、ぜひ参考にしてください。
まずは知っておきたいトイレ掃除の基本
まず、トイレ掃除の基本から紹介します。意外と知られていない、トイレ掃除の理想的な頻度について考えてみてください。
トイレ掃除の理想的な頻度
「水あか」や「黒ずみ汚れ」などの頑固な汚れをつくらないためには、「毎日のサッとお掃除」がおすすめです。トイレ使用後すぐに拭き取る「ついで掃除」や「ちょこっと掃除」であれば、簡単に実践できますね。
さらに、一週間に一回程度、水垢がつきやすい便器の内側や、ほこりがたまりやすい便器の裏側、床を入念に掃除しておくと、さらにキレイを保つ好循環が生まれるでしょう。
トイレ掃除をサボるとこんなことが!
場所によって汚れの種類は異なりますが、トイレ掃除をさぼると、さまざまな場所に汚れがついてしまいます。便器内部にできる水アカ汚れや、壁や床につくアンモニア汚れ、便器の内側や手洗い器につくバクテリア汚れ、壁や床、便器の内側にできるカビ汚れなどがあげられます。他にも、給水ホースの金属部分に発生するサビや、肌が直接触れる便座、ドアノブの皮脂汚れが考えられます。
トイレ掃除に必要なアイテム
ここからは、トイレ掃除に必要な便利アイテムを紹介します。
・トイレブラシ
トイレ掃除の必須アイテムといえるトイレブラシには、さまざまなタイプがあります。柄がカーブした形のブラシであれば、排水溝の奥や裏側までしっかり届いて汚れを落とすことができます。ブラシ部分にウエーブ加工がされたブラシは、水ハネしにくく、扱いやすくて便利です。トイレブラシを衛生的に保ちたい人には、汚れたブラシ部分を外して流すことができるタイプがおすすめです。
便器を傷つけるおそれのある研磨剤付きのタイプは避けるようにしましょう。
・トイレ用除菌シート
拭き掃除が必要な部分で大活躍するトイレ用除菌シートは、トイレに流せるタイプや、厚手で折って使えるものが便利です。
・ゴム手袋
洗剤を使うときは、ゴム手袋が必須。すそを折り返すと、水や洗剤の浸入を防げます。
・綿棒
拭き掃除では取れにくい、すき間などの細部のお掃除に最適です。
・トイレ用洗剤
カビ取りと除菌に効果的なアルカリ性洗剤や、強力な洗浄力で汚れを落とす酸性タイプ、肌に優しい安全な中性タイプの洗剤があります。シャワートイレのノズル汚れを落とす専用除菌クリーナーも販売されています。掃除する箇所に応じて使い分けましょう。
実践!トイレ掃除の基本的な方法とコツ
トイレ掃除は、まず便器からはじめ、便器以外は高い所から低い所への順番で行うのが効率的です。
便器の内側
放置しておくとシミがついてしまう便器の内側の汚れは、洗剤を使って、ブラシで磨きます。
便座の裏側
便座の裏は、尿や水はねで汚れがつきやすいところです。除菌シートでしっかりと拭き汚れを落としましょう。
便器のふちとふちの裏側
便器のふちは最も汚れがつきやすく、放置するとすぐに尿がこびりついて掃除が大変になります。便座の裏を拭いたついでに、便器のふちも一緒に拭いてしまいましょう。また、便器フチの裏側についた汚れは、ブラシでこすり落とします。
シャワーノズル
シャワーノズルは、ノズルを引き出して掃除します。便利な専用クリーナーを使用すると、簡単に済ませられます。
タンクや便器本体の下部
タンクは正面だけでなく、側面や洗浄ハンドルも拭きましょう。便器本体と床の間は、綿棒を使うと、ほこりや汚れを取り除くことができます。
壁や床
見落としがちなトイレの壁や床は、汚れていないように見えても、飛尿や水しぶきの汚れがついています。ニオイの原因にもなるため、除菌シートでまんべんなく拭いておきましょう。
リモコンや手すり、手洗い器、ドア
リモコンの表面部分は、水に濡れると故障の原因になるため、乾いたぞうきんで拭き取りましょう。手すりや手洗い器、ドアは、除菌シートを使って拭きます。特に、手洗い器の蛇口やドアノブ、カギは皮脂汚れや、細菌がつきやすいため、念入りに拭いて清潔に保つようにしましょう。
トイレ掃除の頻度を抑えるコツ
仕事に家事に忙しい毎日を送るなか、少しでもトイレ掃除の頻度を少なくして、清潔に保つことができれば、理想的ですよね。ここからは、トイレ掃除の頻度を抑えるコツについてみていきましょう。
トイレ内にあまり物を置かない
トイレの中に、こまごまとした物を置かないようにしましょう。トイレに小物や本などを置いている人もいるかと思いますが、物が多ければ、そのぶん掃除に時間がかかっていまします。トイレには、必要最小限の物のみ置くようにするのが良いでしょう。
使用後はトイレの蓋を閉める
用を足したあと、トイレの蓋を閉めてから水を流すようにすると、汚れが壁や床に飛び散るのを防ぐことができます。また、便や尿のウイルスや菌の飛散も同時に防げます。
トイレスタンプなどでラクラクお掃除
便器に直接貼り付けるトイレスタンプであれば、水を流すたびにスタンプ内のジェルから洗浄してくれます。また、防汚成分が溶け出し、汚れの蓄積を防いでくれます。一度スタンプしておけば、数日間はそのまま放置しておくだけで、掃除の手間を省くことができます。
クイックル ミニワイパー
ミニワイパーは屈むことなく、便器裏のほこりや汚れがとれる優れものです。腰や足に負担をかけずに掃除できるため、高齢の方にもおすすめです。
ノズル洗浄剤のウォシュレットクリーナー
温水洗浄便座のノズル部分も、掃除がしにくい場所のひとつといえますが、ノズル専用の洗浄剤を使用すればラクに掃除できます。ノズルにスプレーをするだけで、泡が発生して汚れを落とし、すすぐ必要もありません。除菌効果が続くのもうれしいポイントですね。
汚れがたまりにくいトイレを選ぶ
汚れがたまりにくいトイレを選ぶのもひとつの手段です。泡のクッションを作ることで飛びはねを抑える機能や、除菌水によって黒カビを抑える機能など、各メーカーはさまざまなタイプのトイレを開発しています。タンクと便器の段差やすき間がないタイプのトイレであれば、掃除もスムーズに行えます。こういった機能以外にも、汚れがつきにくい素材を使ったトイレが、現在は主流になりつつあります。
自動洗浄トイレもおすすめ
便器から立ち上がると、自動的に便器を洗浄してくれる自動洗浄トイレもおすすめです。自動洗浄機能つきのトイレであれば、すぐに洗浄してくれるため、ニオイが抑えられたり、従来のトイレに比べて掃除がラクになったりと、さまざまなメリットがあります。
トイレのリフォームをお考えの方はマルタケにご相談ください!
ここまで、トイレ掃除の基本やコツについて紹介してきましたが、トイレにも寿命があります。毎日頑張ってお掃除しても、汚れがなかなか落ちなかったり、ニオイが取れなかったりする場合は、長年使用しているトイレのリフォームを検討する時期に来ているかもしれません。
昨今のトイレは多機能で、脱臭機能からノズルのオートクリーニング、便器のすき間もらくらく掃除できるリフトアップ機能や、節水、節電といったエコ機能のついたものなど、多種多様です。キレイを保ちつつ、節水もできたら一石二鳥ですよね。
トイレ本体以外にも、汚れてしまった壁紙やフロアまで、トイレ空間全体のリフォームをお考えであれば、まとめてマルタケにお任せください。理想のトイレ空間を実現できるようにお手伝いいたします。お見積りは無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。