2021年6月11日 / 最終更新日: 2022年9月12日
※この記事は、2022年9月に更新されました。
「給湯器ってたくさんあるけどどう選べばいいの?」
一口に給湯器と言っても、搭載されている機能は様々。
使用目的や家族構成、設置場所から、ご家庭にピッタリの給湯器を選びたいものです。
今回は、給湯器の購入を検討する際に耳にする、「オート」と「フルオート」の違いをご紹介します。
給湯器にタイプがあるの?
給湯器には、いくつか種類があり、家族構成や用途によって選択する機器が変わってきます。
その中で、ご家庭によく設置されているのが、「ガスふろ給湯器」と「ガス給湯暖房用熱源機」です。
メーカーによって機能に多少差がありますが、「オート」と「フルオート」にはわかりやすい違いがあります。
オートタイプとは?
給湯器のオートタイプとは、湯はりから、おいだき、保温までを自動で行うタイプです。
湯はりとおいだき機能が搭載されているオートタイプは、コントロールスイッチ1つで、希望の湯量まで設定温度で自動湯はりをします。
さらに、浴槽の湯温をチェックし、湯温が下がると自動でおいだきをするので、いつでも温かいお風呂に入ることができます。
湯沸しの基本手順 オートタイプ
フルオートタイプとは?
給湯器のフルオートタイプとは、オートタイプの機能に、たし湯機能とおいだき配管自動洗浄機能がプラスされたものです。
湯はりから、おいだき、保温、たし湯まで、すべて全自動で行います。
水位センサーを備えており、水位を基準にお湯の量を管理しています。
そのため、設定水位より下がると、自動でたし湯を行います。
配管自動洗浄機能が搭載されているため、お風呂栓を抜いた時に、おいだき配管をきれいなお湯で流します。
この機能が搭載により、さらにお風呂が快適に使えるだけではなく、掃除の手間も減らすことができます。
湯沸しの基本手順 フルオートタイプ
※1 リンナイでは、設定水位から約4㎝、ノーリツでは約3㎝、パロマでは約4cm以上下がると自動たし湯を行います。
※2 運転OFF時は、水で流します。
オートとフルオートどちらが良いの?
これから10年使用するガス給湯器だから妥協はしたくないけれど、機能が増えて使わないのももったいない!
あなたの家庭に合う給湯器はどちらのタイプでしょうか。
フルオートタイプはこんな方にオススメ!
お子さまがいるご家庭など、清潔さを重視したい方はフルオートタイプの給湯器がオススメです。
ご紹介した機能面から考えると、より多くの機能を搭載しているフルオートタイプが良いでしょう。
先ほどご紹介した、「おいだき配管自動洗浄機能」は、皮脂汚れや入浴剤等を自動洗浄して排水口へ流してくれる機能なので、いつも清潔なお湯に浸かることができます。
快適でお手入れが楽なフルオートタイプは人気です。
オートタイプはこんな方にオススメ!
コスト面を重視される方はオートタイプがオススメです。
初期費用が安いオートタイプは、コスト面を重視される場合は良いでしょう。
フルオートタイプは、様々な機能が搭載されている分、ガス代や電気代がかかるので、一人暮らしで費用を抑えたい方や、必要最低限の機能が付いていれば良いという方は、オートタイプがオススメです。
今使っている給湯器がオートタイプで使い慣れている方には、オートタイプの方が良いかもしれません。
機能が増え、使い勝手が変わってしまうことがあるので、同じメーカーの同じタイプに交換される方が多いです。
給湯器に求めるものは、ご家庭によって様々なので、使用目的や、家族構成などから、ご自宅にあったタイプを選ぶと良いでしょう。
給湯器の選び方
給湯器は、設置場所や種類、給湯能力等によって選定する機器が異なります。
ご家庭に合った、給湯器の選び方をご紹介します。
熱源機・給湯器の種類を選ぶ
使用している給湯機器はどんな機能が搭載されているでしょうか。
号数を選ぶ
「号数」とは、水温+25度のお湯が、1分間に出る量(L)のこと。
1分間に24Lのお湯が出せる機器を24号と言います。
号数が大きいほど、一度に大量のお湯を使うことができます。
家族の人数が多い場合や、お湯の使い方などから最適な号数を選びましょう。
一般家庭で使用される給湯器の号数は16号、20号、24号です。
タイプを選ぶ
今回ご紹介しました、オートタイプとフルオートタイプを選びましょう。
家族構成や入浴スタイルにピッタリのタイプはどちらですか?
オートタイプ
フルオートタイプ
メーカ―を選ぶ
リンナイやノーリツ、パロマなど給湯器を扱うメーカーを選びましょう。
使い勝手が同じ機器をご希望でしたら、同じメーカーの後継機種への交換がオススメです。
気になる給湯器はありましたか?
給湯器の交換目安は、10年です。使用している機器の音が大きくなったと感じるようになったり、お湯の温度が定まらなくなったり、お湯になるまでの時間がかかりすぎていたら交換の時期かもしれません。
まとめ
今回は、給湯器のタイプについて注目しました。
最後に、給湯器の選び方を振り返ってみましょう。
- 給湯機器の種類を選ぶ
- 号数を選ぶ
- タイプを選ぶ
- メーカーを選ぶ
毎日使うものなので、ご家庭にピッタリの給湯器が見つかると良いですね。
マルタケは、ガス給湯器や、ガス暖房給湯熱源機の交換工事を行っています。
給湯器のことで分からないことがありましたら、ぜひマルタケにご相談ください。