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マンション管理ブログ

賃貸物件のエアコンが故障!修理費用の負担は誰がする!?

2022/06/03

トラブル

入居者の方から

「エアコンの効きが悪い」
「エアコンが動かない!」

こんな連絡がきたことはありませんか?

急いで修理を手配したものの、費用は「管理側」「入居者側」どちらが負担をするのでしょうか?

そこで今回の記事では、賃貸物件のエアコンが故障した場合の修理費用の負担について解説していきます。
知っておくと便利なエアコンの故障を減らすためのコツをあわせてご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

エアコンが故障した場合の修理費用の負担は誰がする?

入居者の方から「エアコンが故障した!」と連絡があったら、下記の項目をまずチェックしてもらいましょう。

□リモコンの電池交換
□エアコンフィルターの掃除
□コンセントの抜き差し
□ブレーカーの上げ下げ
□室外機まわりの確認(モノで室外機まわりをふさいでいないか)

項目をチェックしてもらい、エアコンが作動しない場合は修理を行いましょう。

備え付けのエアコンは管理会社が負担する


エアコンが最初から備え付けられている場合、大家さんまたは管理会社の持ち物になります。
そのため、エアコンの修理費用は管理会社になります。
エアコンに限らず、初めから物件に備え付けられている物は、管理側の負担になるので覚えておきましょう。

2020年4月に民法が改正され、管理会社の対応が遅れた場合、入居者自身で修理をした後にその費用を管理会社に請求できると定められました。
これは、設備が故障してしまい、使用できない状態で入居者の過失でなければ、使用できなくなってしまった割合に比例して、家賃が減額されるということです。

【民法第601条】
賃貸借は、当事者の一方がある物の使用及び収益を相手方にさせることを約し、相手方がこれに対してその賃料を支払うこと及び引渡しを受けた者を契約が終了したときに返還することを約することによって、その効力を生ずる。

入居者の方から修理依頼があれば、早急に対応しましょう。
時間が掛かれば掛かるほど費用がかさみ、トラブルの元になります。

残置物のエアコンの修理は入居者負担になる


備え付けのエアコンではなく、前の入居者方が置いて行ったエアコンであれば、修理費用を負担する必要はありません。
残置物のエアコンが設置されている場合は、トラブルの元にならないよう、事前に契約書を確認しておきましょう。

エアコンの交換時期の目安は約10年

エアコンの平均寿命は10年程度と言われています。
寿命年数が近づくにつれて、さまざまなトラブルが起こりやすくなります。
設置から10年を目安にエアコン本体の交換を検討しましょう。

物件ごとにエアコンの設置年数を把握しておけば、慌てず対応することができるので、入居者の方に迷惑を掛けず、早急に対応できます。

エアコンの故障を減らすためのコツ


エアコンの故障を減らすためのコツは、入居者の方に協力してもらうことです。
エアコンのフィルター清掃、夏・冬前の試運転を行ってもらいましょう。

清掃や試運転を行うだけで、故障のリスクを減らすことができます。
入居の契約の際に伝えておきましょう。

清掃不足が原因で故障が発生した場合、善管注意義務違反にあたる可能性があります。

善管注意義務とは?
「善良なる管理者の注意義務」の略称。
入居者は物件の管理者として注意を払って使用し、保管・管理する義務のこと。
※一般的な賃貸借契約書には必ず記載されています。

アパート・マンションのエアコン修理はマルタケにおまかせ!

今回は、賃貸物件のエアコンが故障した場合の修理費用の負担について紹介しました。
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