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マンション管理ブログ

マンション共用部のLED化のメリットと注意するポイント

2022/05/31

設備

マンション共用部のLED化のメリットと注意するポイント

管理しているマンションの共用部の照明が劣化していませんか?
照明が劣化していると、ちょっとした暗がりでケガをしてしまったり、犯罪などの危険につながる可能性があります。
管理側として、入居者の方が安心して暮らせるようにサポートをする必要があります。

そして、マンション共用部の照明をLED化することによって、得られるメリットがたくさんあります。

そこで今回の記事では、マンション共用部のLED化のメリットについてご紹介します。
あわせて注意するポイントについてもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

そもそもLEDってなに?

LEDとは「Light(光) Emitting(出す) Diode(ダイオード)」の頭文字をとったものです。
つまり「発光ダイオード」と呼ばれる半導体のこと。

【LEDの発光原理】
プラス電子を持つp型半導体と、マイナス電子を持つn型半導体からできており、
電気を流すと、p型半導体とn型半導体が結合し、エネルギーが放出され光が出ます。

LEDの特長

LEDの特長

LEDは数々の優れた特長を持っています。
最大の特長は「長寿命」ではないでしょうか。
また、LEDはほとんど赤外線や紫外線を含みません。
そのため、ポスターや印刷物が色あせたりせず、虫が寄りつきにくいです。
さらに低温でも瞬時に点灯するなど、LEDにはたくさんの特長があります。

LEDの主な特長

・長寿命
・高輝度
・器具の小型・軽量化
・直流定電圧小電力
・調光・点滅性能が優れている
・防水構造が容易
・赤外線・紫外線が少ない
・低温で発光効率が低下しない
LEDは長寿命で環境にやさしく、消費電力の少ない照明です。

マンション共用部のLED化のメリット・デメリット

マンション共用部のLED化のメリット・デメリット

マンション共用部の照明をLED化すると、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

メリット

 

消費する電力が低い

従来の照明に比べ、LED照明は消費電力が低い照明です。
そのため、大きな省エネ効果を得られるので、電気代が安くなります。
LEDの電気料金は、蛍光灯の半分以下、白熱灯の場合は1/10です。

短期間で初期費用が回収できるので、LEDの導入が普及しています。
長く使うことでお得になります。早めにLED化することをオススメします。

メンテナンス費用を削減できる

LED照明は約40,000時間の長寿命です。
そのため、照明器具の交換の手間とコストを大幅に削減することが可能です。

※白熱電球:約1,000~2,000時間
※蛍光灯 :約12,000時間

さらに、LEDは紫外線がほとんど出ないため、虫も集まりにくく、清掃の手間も軽減します。
マンション共用部を快適な空間に保つことができます。

環境にやさしい

LEDは有害物質(水銀ガス、ガラス管)を使用していないため、落下しても蛍光管の破損、飛散、水銀ガスの流失もなく安心です。

デメリット

 

初期費用がかかる

白熱電球や蛍光ランプと比べると高額なため、導入費用がかかります。
ただし電気料金が安いので、数年で初期費用を回収することができます。
また、省エネ効果の高い設備として、国や自治体から補助金や助成金が支給される場合があるので、確認してみましょう。

電球が重い

LED電球は、電源回路が入っているため、従来の白熱電球や蛍光灯と比較してかなり重量があります。
シャンデリアタイプなど多数の白熱電球をLED電球に変更する場合、器具の強度を確認しておく必要があります。

光に指向性がある

他の電球の光はすべての方向へ等しく放射されますが、LED電球の光は指向性が高く、従来の光源と比較して、拡散しない性質があります。
このため、部分的に暗く感じてしまことがあります。ただ、最近は光の広がり方を改良したLEDなど欠点をカバーした商品もあります。

注意するポイント

注意するポイント

マンション共用部すべての照明器具を防雨タイプに交換する必要はありませんが、開放廊下やマンション駐車場、軒下など外側に近い場所には、LED化のタイミングで防雨タイプの照明器具に交換しましょう。

また、直管型LEDランプを導入する場合は、従来の蛍光灯照明器具のまま使用すると、組合せによって照明器具の破損や焼損などの事故に繋がる危険性があります。
事故にならくても、性能の低下や寿命が短くなったりすることがあるため注意しましょう。
従来の蛍光灯器具と適合する直管型LEDランプを使用するか、LED照明器具への交換を行なってください。

長年使用している蛍光灯照明器具は、安定器やソケット部分が劣化している可能性があります。
そのため、事故に繋がる危険性が高くなります。
LED化を行うのであれば、照明器具の交換を同時に行うことをオススメします。

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