2022/05/30
「入居者じゃない人が無断で車を停めている」や「来客駐車場にずっと同じ車が停まっている」
こんな困った電話が掛かってきたことはありませんか?
アパートやマンション管理にトラブルはつきものですよね。
少しでもトラブルを減らすために、前もって対策をすることも大切です。
この記事では、マンションの敷地内に無断駐車されてしまった場合の対策について解説します。
無断駐車に対するNG行動にていてもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
マンションの無断駐車はよくあるトラブル
マンションやアパートの無断駐車は意外とよくあるトラブルです。
「ちょっと停めるだけ」
「ばれないから大丈夫」
こんな風に思っている人が軽い気持ちで停めてしまっているのかもしれません。
本来ならば、マンション駐車場は毎月きちんとお金を支払って契約をしている入居者しか利用することができません。
契約してもらっている駐車場に無断駐車をされると、入居者のクレームやトラブルに繋がってしまいます。
都度、対応する管理側の方も大変ですよね。
入居者、管理側の負担を減らすためにも、クレーム・トラブルを減らしていくことが重要です。
警察は対処してくれる?
残念ながら、マンションは私有地であるため、原則的に警察は不介入です。
犯罪ではないので、警察に通報しても動いてはくれません。
そのため、自分たちで解決しなければいけません。
ただし、あまりにも悪質な場合は警察も対応してくれるので一度、相談してみても良いかもしれません。
※民事不介入とは
民事不介入とは、何かトラブルが発生したとしても「警察は犯罪とは関係のない個人間のトラブルに介入するべきでない」とする警察の原則のことを言います。
無断駐車に対するNG行動!
無断駐車に何か対策を!といっても、やってはいけないNG行動があります。
なぜなら「自力救済」は原則として禁止されているためです。
これは、権利を侵害された状態において、いかに自身の正当な権利を回復するためのものであっても、裁判所を通さずに自らの手で権利を回復することは認められないとする決めごとです。
以下のような方法は、、管理会社側が訴えられてしまう可能性があるので注意しましょう。
- 張り紙をテープやノリで貼る
- 無断駐車が出れないように塞ぐ
- タイヤをロックする
- レッカーを使って強制撤去する
このような方法は避け、下記でご紹介する対策を実践しましょう!
無断駐車をされてしまったら?
無断駐車を発見したら、どんな対処をしたら良いでしょうか?
管理側で特定できる場合は、直接連絡を入れて注意を促してください。
特定が難しい場合、まずは車両のナンバーを控え、可能であれば写真も撮っておきましょう。
注意文を書いた張り紙をフロントガラスに挟んでおきましょう。
テープやノリを使用すると、器物損壊罪で訴えられる可能性あります。
しつこい無断駐車には、車両をカメラで撮影し、掲示板に貼り付けましょう。
何度も何度も無断駐車を繰り返す悪質な車両には、直接警告をすることも可能です。
それは、陸運局に行き「登録証明取得申請手続き」を行い、車のナンバーから照会をする方法です。
【必要な書類】
私有地放置車両関係位置図
無断駐車車両の写真(日付を写し込めるフィルムカメラで撮影)
これらを陸運局に提出すれば、無断駐車車両の所有者を特定することができます。
ただし、手間や費用がかかるので、注意しましょう。
無断駐車の対策方法は?
上記でご説明した「自力救済」はせず、無断駐車をさせない工夫が必要です。
- 【無断駐車禁止】の張り紙や看板の設置
- カラーコーンの設置
- 防犯カメラの設置
(無断駐車罰金〇万円の記載も効果あり)
※ただし、法的な拘束力がなく支払いの義務はありません。
防犯カメラの設置は、無断駐車の証拠も掴めるだけでなく、防犯対策にもなります。
さらに防犯カメラには、悪徳セールスの抑制、事件・事故の現場証拠の記録、入居者マナー意識の向上につながるなど、メリットがたくさんあります。
しかし、入居者のプライバシー侵害にならないよう注意が必要です。
アパート・マンション管理はマルタケにおまかせ!
今回は、無断駐車の対策方法について紹介しました。
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