2022/11/08
浴室には、ユニットバスと在来工法の2種類が存在します。それぞれの特徴やメリットを知っておくことで、自宅に最も適した浴室を選びやすくなります。本記事では、ユニットバスと在来工法の違いやそれぞれのメリット・デメリットについて紹介しています。
ユニットバスと在来工法の違い
ユニットバスと在来工法の違いについて、なんとなく理解はしているものの、明確には説明できないという方もいるのではないでしょうか。まずは、それぞれの定義や使われている素材について理解を深めていきましょう。
ユニットバスとは
「ユニットバス」とは、浴槽、天井、床、壁などの各パーツを工場で作った後、現場で組み立てるタイプの浴室です。マンションやアパートなどで採用されているのは、そのほとんどがユニットバスで、素材には、「FRP(繊維強化プラスチック)」「人工大理石」「ホーロー」「ステンレス」などが使われています。
在来工法とは
「在来工法」とは、昔ながらの作り方で柱や梁などで軸を組み、浴室を作るオーダーメイドタイプの浴室です。浴槽の種類や形、素材などが自由に選べます。在来工法に使用されている素材には、「木製」「人工大理石」などが挙げられます。
それぞれの浴室のメリット・デメリットは?
ここまで、ユニットバスと在来工法の違いについて見てきました。では両者には具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。ここでは、ユニットバスと在来工法のメリット・デメリットについてお伝えします。
ユニットバスのメリット
ユニットバスのメリットは、「掃除がしやすい」「気密性に優れている」「工期が短い」の3点です。
掃除がしやすい
浴室内のパーツが一体化されているユニットバスは、つなぎ目に汚れが溜まりにくいため、手入れにかける時間が短い傾向にあります。また、水はけの良い床材を選択することで、より掃除もしやすくなり、カビの繁殖も防げます。
気密性に優れている
ユニットバスは、気密性にも優れています。そのため、冬場でも浴室内が冷たくなりにくく、暖かい空間をキープできます。
工期が短い
ユニットバスの工期は、3〜5日程度と短い点もメリットです。浴室を使えない不便な期間が短く済むため、ストレスを軽減できます。
ユニットバスのデメリット
ユニットバスのデメリットは、「規格品のなかから自宅の浴室に合うデザインを見つける必要がある」「後からオプションを加えることが難しい」の2つです。
規格品のなかから自宅の浴室に合うデザインを見つける必要がある
ユニットバスは、原則として規格外のパーツや設備には対応していません。そのため、デザインの選択肢は、どうしても狭まってしまうことが予想されます。
加えて、規格サイズが決まっているユニットバスは、設置スペースに収まらないと設置することができません。このような場合は、自由な設計で浴室を作る在来工法に変更するか、オーダーメイドのユニットバスを購入する必要があります。
後からオプションを加えることが難しい
ユニットバスには、工事完了後に、後からオプションを加えることが難しいといったデメリットもあります。なぜなら、新しい設備を追加するためには、天井や壁の解体といった大掛かりな工事を伴うことがあるためです。また、パーツそのものが後付けに対応していないということもあるため、どのようなバスルームにしたいかをよく吟味したうえで、オプションの有無を決定しましょう。
在来工法のメリット
在来工法のメリットは「デザインの自由度が高い」「設置スペースの制限がない」の2点です。具体的な内容についてここからは説明していきます。在来工法が気になっているという方はぜひ参考にしてください。
デザインの自由度が高い
在来工法の最大のメリットは、やはりデザインの自由度が高い点にあります。各家庭のニーズに合わせて、臨機応変に広さや素材を変更できるため、自身のこだわりをふんだんに詰め込んだ、オンリーワンのお風呂を作れます。
設置スペースの制限がない
設置スペースの制限がないことも在来工法のメリットです。ユニットバスは、工場で作られたパーツを組み立てるので、ある程度サイズが決められています。しかし、在来工法は各家庭に合わせて浴槽を設計していくため、設置スペースの制限を考える心配がありません。
在来工法のデメリット
在来工法のデメリットは、「工期がかかる」「機能性に乏しい」の2つです。デメリットをよく理解しておくことで、自宅にあった浴室やリフォームの方法が見つかるはずです。
工期がかかる
在来工法は、デザインなどの設計を一から行ったうえでの施工開始となるため、大量生産型のユニットバスに比べて、工期が長くかかります。完成までにはある程度の期間がかかることを理解しておきましょう。
機能性に乏しい
在来工法には、ユニットバスと比べて、防水性・保温性などの機能性が乏しいというデメリットも存在します。また、取り付けからある程度の年月が経過すると、タイルのひび割れや継ぎ目のコーキング部分 のはがれなどが起きやすくなるため、定期的にメンテナンスをする必要があります。
浴室リフォームを成功させるポイント
浴室リフォームを成功させるポイントは「リフォームのタイミングを見逃さない」「機能性を充実させるならユニットバス」「相見積もりを取る」の3つです。以下では、それぞれのポイントについて説明します。
リフォームのタイミングを見逃さない
浴室のリフォームを検討するべきタイミングは、取り付けから15年経過したタイミングと言われています。その理由は、取り付けから15年以上経過した浴室には、衛生面や経年劣化などの問題が生じやすいためです。そのため、取り付けから15年以上が経過したユニットバスは、早めにリフォームを検討してください。
機能性を充実させるならユニットバス
機能性を充実させたい場合には、やはりユニットバスがおすすめです。ただし、ユニットバスに備わっている機能は、メーカーによってさまざまです。たとえば、バリアフリーに特化しているメーカーもあれば、保温性や省エネ性に注力しているメーカーもあります。自身が浴室に求める機能性をよく考えたうえで、ニーズにあうユニットバスを提供しているメーカーを選びましょう。
相見積もりを取る
浴室リフォームを実施する際は、相場よりも高すぎる費用を支払うことのないように、相見積もりを取りましょう。業者によっては、修理費のほかに出張費や各種手数料が発生することもあります。納得できる金額であるかどうかを事前に確認しておくことで、その後の満足度も大きく変わってくるはずです。
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